中古車自動車販売業での起業のリスクを減らす方法はこちら
中古車自動車販売業での起業に必要な「創業動機」
「自分のモチベーションになる創業動機」と「人を納得させる創業動機」があるかと思います。
金融機関さんからお金を借り入れるなどの際には、「人を納得させる創業動機」が必要となります。
・誰かに言われて始めようと思った。
・儲けそうだったから
・今の会社が嫌で独立したかった
などなどはあまり好まれない気がします。
・思い付きではなく、前から考えていたかどうか
・経験は十分か
・自己資金は貯めているか
信用が得られるような創業動機としてはふさわしいと思います。
想いだけではなく、実際の勤務年数や、自己資金を計画的にためているなどの事実も必要になります。
お客様でたまに「やってくれる人を見つけたからお金を借りたい」という方がいらっしゃいます。
しかし、そのやってくれる方に依存する起業の仕方では借りることは難しいと思います。
中古車自動車販売業での起業に必要な「事業経験」
勤務経験は6年くらいあれば、信用力は高まると思います。
人を雇って事業を行う場合は、店長などでマネジメント経験をしていたことなどはきっちりとアピールされた方が良いです。
実績も数値で明確に伝えることができると説得力が高まります。
過去の表彰状などがあればご準備して頂いた方が良いかもしれません。
勤務先、勤務年数のみを伝えるのではなく、どのような役職でどのような実績を残して、固定客はどれくらいついていたかなど、実力、強みを客観的に伝えることが大切です。
過去に廃業経験がある場合、その理由を明確に説明することが可能でしょうか。
誰かのせいではなく、自分の反省点を明確にすることも必要です。
中古車自動車販売業での起業に必要な「許可」
都道府県公安委員会の「古物営業の許可」が必要です。
申請窓口は、営業所の所在地を管轄する警察署です。
必要な書類はネットでお調べください。
中古車自動車販売業での起業に必要な「商品」
なにをお客様に提供するのか明確にしましょう。
経済性の高い軽の自動車に特化するのか、ワイルドな中古車販売に特化するのかなど、お店のコンセプトを明確にし、商品を仕入れるようにしましょう。
中古車自動車販売業での起業に必要な「販売先」
顧客ターゲットは明確でしょうか。
起業後に売上が計画通りにいくのかどうかを金融機関さんは重要視します。
すでに受注があるなどの売上の根拠となる資料などがあると信用力が上がります。
中古車自動車販売業での起業に必要な「資金」
・内外装工事
・看板製作
・車両
・備品類
・保証金
・商品仕入れ
・諸経費
などなど必要な資金を明確にしましょう。
起業後は、資金繰りに困ることが多いので、運転資金に余裕を持たせておいてください。
中古車自動車販売業での起業に必要な「資金調達」
自己資金はきちんと通帳に定期的にためていったものでしょうか。
起業が思い付きではなく、計画的であり信用に値すると思ってもらうために、自己資金を計画的にためているということは大切です。
日本政策金融公庫さんからの借入金額
その他の金融機関さんからの借入金額も検討しましょう。
その他の金融機関さんでは、信用保証協会の保証を付けることから、審査にとても時間がかかる傾向にあります。
すぐに起業したい場合は、日本政策金融公庫さんへ申込をしてみましょう。
中古車自動車販売業での起業に必要な「損益計画」
平均単価×販売台数
などというようにある程度根拠をもって売上を計算してください。
売上原価も勤務時の経験や、業界の平均値を用いるなど根拠ある数値を使用してください。
経費についても同様です。
中古車自動車販売業での起業に必要な「経営指標」
従業者1人当たりの売上高(月間) 2,533 千円
人件費対売上高比率 14.2 %
売上原価率 71.6 %
諸経費対売上高比率 15.7 %
参考:2012年小企業の経営指標(日本政策金融公庫総合研究所編)
これらの指標から大きくかけ離れている場合、根拠を詳しく聞かれる必要があります。
各種経営指標を事業計画がおかしいのではないかの判断材料の一つにしてください。
中古車自動車販売業での起業に必要な「準備」
勤務経験
何年間かの勤務経験、実績など信用が得られるように頑張りましょう!
自己資金
開業のためにコツコツ自己資金を貯められる計画的な起業者と信頼されるように通帳にきちんとためていきましょう。
各種支払
市税、府税、県税、クレジットカードの支払いなどは遅れないようにしましょう。
まとめ
勇気をもって起業しましょう。
素敵な人生が待っているに違いありません!
(参考:日本政策金融公庫HP)
